こんにちは、Makikoです。
赤ちゃんが産まれると母乳で育てることが当たり前のような風潮がありますよね。
私は上の子の時の混合から完ミした経験から2人目は最初から完ミを選択しました。
母乳の出がよくなく母乳がたった1ヶ月で完全に止まった経験から、あんなに努力して何度も痛みで泣いたのにたった1ヶ月で止まるなら頑張れないと思ったからです。
選択的完ミであっても自分の意思とは関係なく完ミになってしまった完ミママが母乳コンプレックスになりかけた時に「自分はベストな選択をした」と思い直してもらえたらと思い今回の記事を書きます。
最初から完ミ育児の始め方はこちらで記事にしています。
母乳を飲めない赤ちゃんはかわいそうなのか
育児で一番大切なこと
2人の育児をしてきて一番大切だと強く感じるのは、ママが健康であることです。
育児と一言で言っても私たちが気をつけていることは多岐に渡っていて、特に安全管理には細心の注意を払っています。
これが心身ともに健康でなくてできるような簡単なことでないことはママが知っていると思います。
授乳は数ある育児の中の一つにしかすぎないのです。
そして授乳の一番の目的は赤ちゃんのお腹を栄養たっぷりのミルクで満たしてあげることなはずです。
母乳が赤ちゃんにとって最良の栄養と言われる理由
「赤ちゃんにとって最良の栄養は母乳です」とミルクの缶にも書いてあるほどですが、果たしてどういう観点から最良なのでしょうか。
母乳は赤ちゃんの吸収しやすい形で栄養素が多く含まれています。
札幌石狩の産婦人科エナレディースクリニック>HOME>コラム>母乳育児のメリットは?授乳方法や授乳中の食べ物など、母乳育児の基本をご紹介!
母乳に含まれるタンパク質は粉ミルクと比べ未消化状態なので、未成熟な赤ちゃんの体にとって吸収しやすく、下痢など調子が悪い時でも与え続けることができます。
なるほど、赤ちゃんにとって最良とは全てにおいて優れているのではなく「一番吸収しやすい形」という意味で書かれていると認識した方が良さそうです。
母乳が十分出ない自分は出来損ないなのか
絶対そんなわけない。
私は授乳に関しては、夫を含め外野の意見は耳に入れませんし、他人に何か聞かれても「もう一滴も出なかったんです〜」と流してます。
それは私がおばちゃんになって図太くなったからでもあるけど、自分が努力したところで必ずしも身を結ぶものではないことを知っているからです。
生後9日目を過ぎる頃から、母乳の分泌が一定になり始めます。この9日目までの間でいかに母乳量を増やすかが、母乳育児を成功させる鍵となります。
母乳が出ないと悩むママは、産褥早期に乳頭刺激が少ないと考えられます。
そのほか、母乳の材料となる水分や栄養素が足りなければ、いくらホルモンが母乳を分泌させようしても増えません。身体が冷えて血行が悪い人も、母乳がなかなか出ないことがあり注意が必要です。
まなべび>まなべび講座一覧>母乳が出ないのはなぜ?【産科医が教える】出ない人の原因&対処法
おそらく母乳が出が少なくなったと悩んでしまったママは、この産褥早期にもおっぱいマッサージを頑張っていた方ばかりだと思います。
母乳コンプレックスに陥ってしまったママは、自分の気持ちを折り合いをつけるのはそこそこにすぐにミルクに切り替えたはず。
母乳が出なくなった時、粘るママもいればそれを指導する方もいらっしゃいますけどそれはなぜですか?
自分の希望や理想ではなく、とにかくその時の赤ちゃんの健康を優先したのではないでしょうか。
立派なママではあっても、出来損ないなんかではないです。
マッサージの痛さやうまく飲ませられない時の焦り・虚しさ・悲しみ・申し訳なさ全部全部よく頑張ったと自分を認めてあげてくださいね。
ミルクで足りないところは別で補えばいい
完ミでネガティブな情報として挙げられるのは初乳で獲得できる免疫と愛着形成ではないでしょうか。
2人目を産んだ大学病院の助産師さんにバースプランで完ミの気持ちを伝えた上で聞きました。
初乳は免疫獲得の観点から飲ませた方がいいんですよね?
「飲ませられるなら飲ませた方がいいですけど、そんなに拘らなくても大丈夫ですよ。」と言われました。
初乳を飲んで免疫を獲得していても、室温や湿度が適当でなければ赤ちゃんは風邪を引いてしまいますし、ハード面で風邪をひきにくい環境を整えることで免疫がない部分を補えます。
愛着形成についても母乳で育まれると書いてある記事もありますが、それであれば母乳がでないパパとは愛着形成がされないということになってしまいますが
高橋先生:簡単なことです。ママ・パパはたくさん抱きしめて、抱っこしてあげればいいんです。赤ちゃんは親のぬくもりを感じることで、愛情を感じ、絆を育んでいきます。
MikiHouse>トップ>吉村先生&高橋先生のなんでも相談室|子育て|教育>小児科医・高橋孝雄の子育て相談】乳児期〜幼児期の子育て ママ・パパが知っておきたい「基本姿勢」
小児科医の高橋先生もこのように、赤ちゃんにとって両親から抱きしめられたり抱っこしてもらって温もりを感じることが大切とおっしゃっています。
母乳でなくても愛着形成されるのがわかればほっとしますよね。
赤ちゃんを預けられるようにするのも愛情
私は育児をする上で「自分でなければならない」ことが少ない方が幸せだと思っています。
パパとママが一緒に喜びを感じ悩みや困難なことを乗り越えるには、2人とも経験していなければできないからです。
ママ自身が少し疲れてしまった時に無理を押して頑張りすぎてしまうより、早めにリフレッシュをする時間を作りやすいのは完ミではないでしょうか。
適度にリフレッシュしながらママ自身の精神的にも肉体的にも健康を保つ努力をすることは、赤ちゃんへの愛情に他なりません。
赤ちゃんは自分の努力の証
1ヶ月だけ混合育児の上の子と、完ミの下の子で1ヶ月検診で発達に違いがあったかと言えば特にありませんでした。
上の子は1歳のお誕生日を迎えた頃に突発性発疹にかかりましたが、下の子はかかっていませんので助産師さんのいう「あまり気にしなくていい」はその通りだったなと思いました。
目の前の赤ちゃんを見てどうですか?
きっと血色もよくご機嫌よくしていたり、元気な声で泣いたりしているのではないでしょうか。
今、体調を崩しているとしても、少しでも楽になるように看病していると思います。
それこそママが毎日頑張っている証拠です。
パパや周りの悪気ない母乳ネタに「責められた」と感じてしまうのは、自分が自分を責めていて母乳を上手に出せなかった自分を許せない部分があるからです。
自分で自分を苦しめるのは卒業して、胸を張って育児をしてくださいね。
コメント
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